先進的なICT活用
FCRについて
令和7年、福岡教育大学附属の3つの小中学校で九州初のFCR(FUTURE CLASS ROOM)を導入しました。FCRの特徴は、大きく三つあります。
①ハイフレックス型授業に必要なプロジェクター、カメラ、マイク、スピーカーが組み込まれており、事前準備の煩わしさなしで、すぐに対面・オンラインの同時授業を行うことができる
②デスクを自由に動かしてグループになったり離れたりすること、マルチスクリーンで友達と画面の共有することが簡単にできる
③実習や話し合いなど、授業内容に合わせて学習環境を自在に変化させ、高速ネットワーク環境で、1人1台端末でも快適な授業を行うことができる
本校では現在、外国語科「Do you have a pen?」の学習において、お気に入りの文房具セットを作りに向けて買い物をする際に、実際のやり取りを臨場感のある環境で行うことができるように、大画面に本物の文房具店の背景を映し出して活用しています。また、総合的な学習の時間「おもしろ久留米!大発見」の学習において、久留米の魅力を紹介する際に、見る人が引き込まれるような発表をすることができるように、大画面を用いたプレゼンテーションを行って活用しています。
今後もFCRの効果的な活用について研究を進め、先進的な学びを発信していきます。
ICTを活用した授業づくり
・一人一台端末「IPad」
令和元年に文部科学省による「GIGAスクール構想」の実現のために、一人一台端末が整備されました。本校では、一人一台IPadを配付し、授業やその他の学校生活において活用しています。IPadには多くのアプリケーションがありますが、本校では主に「ロイロノート」を中心に使用しています。ロイロノートを使用することで、以下の五つの機能を効果的・効率的に活用しています。
〇収集:情報を得るための適切な活用
〇保存:必要に応じた情報の記録
〇編集:情報の整理、加工、制作
〇共有:必要に応じた情報の公開
〇通信:得られた情報の発信及び伝達
また、スライドや動画の作成を行う際、「iMovie」「Canva」といったアプリケーションも使用しています。
・大型電子黒板
令和7年度より、各学級の教室、特別教室に「大型電子黒板」が設置されました。これにより、これまで拡大して映し出すことが中心となっていた使用方法から一転し、子供たちの考えを操作しながら分類・整理したり、立体的な図形を使用したりしながら解説したりなど、学習の幅を広げることができています。
また、感染症拡大防止のために始業式、終業式や全校朝会などをオンラインで行う際には、鮮明な映像や音声で視聴することが可能となりました。

